
(2018.7.15 大杉の根元には地蔵尊と沢山の供養塔等が立ち並ぶ:須賀川市志茂字桜堂)
それは7月15日のこと。ママチャリでキコキコと藤沼湖に行っての帰り道でした。
帰り道は別ルートにしようと思い、長沼の市街地からたんぼ道を通って、とある集落に入ったときのことでした。道ばたに並んだ沢山の石碑群。その中には赤いよだれかけのお地蔵様も・・・。
目を奪われたのは、お地蔵様の後ろに控えた驚くほどに巨大な大杉。ハハ、“巨大な大杉”だなんて書くと“新しく新発売”と同じぐらいおバカな表現ですが、そうとしかいいようがないぐらい圧倒されたんです。それはきっと、この大杉の旺盛な枝振りと樹勢によるものだと思います。

なるほど、地蔵杉とな・・・。
写真を撮っていると、大杉の道路向かいからお父さんが声をかけて下さいました。『どちらから来なさった』とまあこれはいつものことですが、あちこちの石碑が壊れているのは震災でやられたのだそうです。そのときにお地蔵様も倒れて頭がもげて壊れてしまったのだそうです。そう言われればたしかに頭の部分だけ色が新しい。
(大きな画像)
これが“志茂の大杉”こと“地蔵杉”の姿です。そして、この杉に落雷があり、お父さんはその場にいてそれを目の当たりにしたそうです。さぞや驚かれたことでしょう。その時の様子を熱く語って下さいました。
「この杉の資料あっから持ってきてやっから」
と、お父さんは家から本の写しを持ってくてくれました。
『平成17年に雷が落ち、消火に一晩かかった。木の内部に焼け跡が残るが、樹勢に衰えは見えない・・・』
大きな樹木って、人を元気にさせる不思議なパワーを持っているような気がします。お父さんにお礼を言って地蔵杉とお別れしました。自転車を漕ぐ足の疲れがウソのように無くなっていました・・・。