あれが安達太良山、あの光るのが・・・

安達太良山と阿武隈川のもとで、平凡に生きるオヤジのありふれた日常・・・

春はクルクル、みちのく自転車道


(2012.4.15 花びらが顔をのぞかせたみちのく自転車道の桜:郡山市

日曜日、雨上がりの今日は天気もよくなるようです。昨日の土曜日は生憎の雨。本来日曜日は“家庭の日”ときめているのですが、先週に引き続き“ワイフ君”からの許可を頂戴したのでありました。



少し道路が乾くのを待って、午前8時40分阿武隈橋を通過しています。



これは、昨年暮れに予約していた線量計“ガイガーfukushima”です。予約に製造が追いつかず、手元に届くのが今になったというわけです。この製品はお隣の大玉村で製造されているんです。

きょうはみちのく自転車道上の放射線量を計測しながら走ってみたいと思います。




午前9時、小和滝公園に到着。ここでの値は0.84~1.03の間で変化しました。この線量計には放射線16カウントごとに1時間あたりの換算値を更新する通常モードと、より正確な10分間での総カウントで測定するモードがあります。上は通常モードの値ですから多少の変化があります。




午前9時11分、みちのく自転車道に乗り入れました。青空が広がってきょうは最高の自転車日和になりそうです。




富久山清掃センター付近。




午前9時22分、磐越東線の鉄橋下をくぐってきました。雨上がりで至るところに水たまりがあるんじゃないだろうかと心配してきましたが、その心配もなさそうです。




ここの河原では消防団の訓練が行われていました。
「すいませーん。ごくろうさまでーす」
申し訳なかったのですが、みなさんを押し分けて通過させていただきました。



一台の自転車が挨拶してわたしをパスして行かれました。あの自転車とあの後ろ姿はひょっとして・・・。



午前9時40分、さきほど挨拶して追い越して行かれた方に逢瀬川の橋の上で追いつきました。
「こんにちは、どちらまで行かれるんですか?」
ひょっとしたら『乙字ケ滝まで』なんていう答えが返ってくるんじゃないかと思ったんです。だってやっぱり思った通り“あんぜんぐつさん”だったんです。“あんぜんぐつさん”とは“ENDLESSのみなさん”と猪苗代湖一周をしたときにご一緒した仲間なんです。

残念ながらきょうは買い物に行く予定とのことで、乙字ケ滝までご一緒することは叶いませんでしたが、久しぶりにお元気なお顔を拝見することが出来てとても嬉しかったです。




郡山市街地、行合橋付近。





桜の木が心なしか色づいて見えるのです。近づいてみると、蕾から桜の花びらが顔を覘かせていました。




みちのく自転車道、小原田小学校付近。



梅は1カ月遅れとか・・・、今にも桜が咲きそうなこのとき梅が満開なのです。



畑の土手ではヒメオドリコソウ(姫踊り子草)がピンクの変わった形の花をつけています。




みちのく自転車道も道のりの半分を通過、こんな鬱蒼とした林の中も通過します。さぞや線量も高いのだろうと思いきや、須賀川に近づくにつれて大きく数値は下がってくるのでした。




午前10時35分、須賀川市の田んぼの中のクネクネ道を通過しています。



芽を吹いた柳越しに須賀川の市街地が見えてきました。




午前10時48分、浜尾遊水地に到着。ここには以前こんなふうに工事中の掲示板に線量が記入してあったことがあります。



河原のラジコン飛行場で小休止。今年も7月1日にここで大会が開かれるのだそうです。一回の試技が8~9分、その間に規定された様々な技をマスターしなければならないのだそうです。この方達のモデルはエンジン機でしたが、今はモーターを使用した物もあるのだそうです。モーターはパワーがあって振動は無し、それにエンジン機のように燃料で機体の塗装を痛めるなんていうことも無くていいことずくめだとおっしゃっていました。

ここにいた方の中に、3年前にここで愛機と一緒のところを写真に撮らせていただいた方がおりました。きょうはその方のご住所をお聞きして写真をお送りすることを約束してお別れしました。




午前11時43分、大仏橋付近の震災で崩落した大絶壁前を通過。



乙字ケ滝へ近づいてきたところで、道ばたの土手に何やら白い物がポツポツと見えました。イチゲ(キクザキイチゲ)でした。




午前11時59分、これが今日の乙字ケ滝。



そうそう、きょうはおニューのシューズを履いてきたんです。こうして乙字ケ滝を見るために石積みを下ったり、神社への階段を駆け上がったり、田んぼの土手をよじ登ったりと自転車以外の道草を沢山食べるわたしですから、シューズはもちろんMTB仕様のSPDシューズです。



乙字ケ滝ではレンギョウが満開。



そうそう、乙字橋は渡っちゃダメだと思っていましたら、向こうから自転車が一台やってきたんです。通行止めの脇が空いていますから、車はNGでも人や自転車はOKなのかもしれません。久々に記念写真を一枚・・・。



震災で欄干がこんなこんな壊れ方をしていました。



乙字橋を無事渡って、ここから中島村を目指します。



中島村“童里夢(ドリーム)公園”まで8.3キロ。矢印は左ですが写真の奥、真っ直ぐな道路が近道かもしれません。一度も行ったことが無い道でしたので走ってみることにしたんです。



なんと行き着いたところはゴルフ場。“アローレイクCC”といいました。



ゴルフ場内を通過して何処かへ抜けられるかと思ってのですが、結局何処へも抜けられずに先ほどの位置まで戻るはめになってしまいました。




午後1時3分、中島村に入りました。もうあちこちで鯉のぼりがあがっていました。



いま日当たりのいい道ばたでは、鮮やかな黄色の水仙が満開です。






午後1時23分、中島村“童里夢(ドリーム)公園”に到着。ここまでおおよそ60キロ、きょうはここから帰途に着きます。



途中で見かけた黄色い大きな木はサンシュユでした。



帰りは同じコースを戻らずに、違う道を走ってみようと思いました。中島村から泉崎村方面に向かっています。



泉崎中学校前を通過し、さつき公園前を通過し、スパ&ゴルフリゾート白河矢吹前を通過して行くと・・・なーんだ、矢吹町のいつものルートへと短絡していたのでした。



ここからまた行ったことのない道を走ってみました。なにやら案内板に大池公園と出ているのです。



矢吹駅前を通過して・・・





午後2時20分、初めての“大池公園”に到着。



そのなの通り大きな池があります。駐車場が2カ所あって結構来ている人たちがいらっしゃるみたいです。


(モニタリングポストの値は0.233μSv/時を示していました)

そして、ここの一角にはモニタリングポストが設置されていました。



ここでの簡易表示はごらんの通り。モニタリングポストより高い値が表示されています。



背中のポケットからコンビニのオニギリを出して、ここでお昼にしました。休憩している間に“ガイガーfukushima”を10分計測モードにしてみました。結果は0.26でした。モニタリングポストの値(0.233)よりは高い数値を示していました。まあ簡易線量計の性能はこんなものでしょう。



と、モニタリングポスト前を通過すると・・・“0.255”!
数値は刻々と変化していたんですね。“ガイガーfukushima”の0.26に納得しました。
「これって意外にいい性能してるのかも・・・」



午後3時18分、須賀川市の“くまたぱん店”で今日一日わたしを解放してくれた“ワイフ君”へおみやげを買いました。




途中の翠ヶ丘公園では“さくらまつり”を開催中でした。ちょうちんが下げられてさぞや夜桜は綺麗なものでしょうね。



午後4時16分、みちのく自転車道を走っています。そしていつもの安達太良絶景ポイント通過です。



午後4時37分、水仙が満開の小和滝公園に戻ってきました。



午後4時56分、阿武隈橋まで帰ってきました。朝の8時半から夕方の5時まで、まるで勤務時間のように遊んでしまいました。今日一日遊ばせてくれた“ワイフ君”、背中の“くまたぱん”が感謝のしるしです。なーんて、ずいぶん安いものです、ハハハ

本日の走行距離119.69 走行時間5:26 平均速度21.9 最高速度53.0