今日からとうとう12月。思えば今年の半分近くを病院で過ごしてしまい、退院してきたと思ったらあっという間に今年も終わろうとしています。『なんて年だい!』と腹を立ててみたくもなりますが、自分自身が招いた病気なので怒りの矛先だって萎えてしまいます。
ところで、きのうは「市内・リハビリバイク」をママチャリで約15km走って来たのです。走り終えたときは麻痺の出た右脚がとてもカッタルイのですが、その後家の中を歩いていて『あれっ、いつもより足が上がりやすいな・・・』と感じたのです。いつもは足に10キロの重りを付けて歩いているような感じなのにです。これまでにも自転車には何度か乗っていたのですが、こんな感じを持ったことはありませんでした。
『これは距離を延ばした方がいいのかも・・・』
ということで、今日は少しだけ距離を延ばして脳梗塞前に早朝走っていた「モーニングライド(約23キロ)」のコースを走ってみようと思いました。記録を見るとこのコースを最後に走ったのは6月3日、脳梗塞発症の6日前でした。
結果はご覧の通り。往きは向かい風で少しめげそうになりましたが、その分帰りは少し楽が出来ました。汗をかいたので先ほど風呂に入りサッパリしたところです。そうそう、コースの折り返し手前にある500mの立ちこぎの坂。ここを麻痺の出た右脚は克服出来るのか興味津々で上り始めたのですが、右脚に僅かなタイミングのズレは感じたもののパワーの面では全く遜色がありませんでした。むしろ、健常者の左足の方がいささか疲れたみたい。
コースを回り終えるころには、上り坂で右のお尻付近に力が入ると少し痛みがありました。いままでお尻の筋肉が痛いなんていうことが無かったので、これは筋肉痛になるぐらい右脚を酷使できたかなと少しうれしくなりました。“筋肉は壊れて増強される”っていいますからね。あした右脚はいったいどんな感じなのか、いまから興味津々なのです。
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