(2020.6.8 喜多方方面の山中より飯豊連峰を望む)
日付はさかのぼって脳梗塞発症の前日(6月8日)のお話です。
喜多方方面へ“蕗(ふき)採りドライブ”に出かけたのです。
天気はめちゃくちゃ良くてタニウツギも満開でした。
蕗のほうは“ワイフ君”にまかせて、わたしは専ら新緑を眺めながらダラダラと散歩をしていました。
ほら、“ワイフ君”が楽しそうに藪に入っては蕗を手にして出てきます。クマやヘビは怖くないらしいです。
兎に角、新緑がめちゃくちゃ綺麗で写真ばかり撮っていましたっけ・・・。
この白い花は「カンボク」です。
そしてこれは「大きくて美しい樹」。
これは「タケニグサ」。
「クルマバソウ」
「フタリシズカ」の群生。
脳梗塞発症の前日、こんないい場所でとても気持ちよく過ごしていたのです。
ですが、“ワイフ君”に言わせれば『水分の摂取が足りなかったのじゃないの』というのです。元々わたしは水分摂取が少ない方なのかもしれません。ドライブなどで出かけるときは、やたらめったらトイレにばっかり通っていてはうっとうしいのでそうしている向きもあるんです。
水分といっても「ビール」や「コーヒー」では利尿作用があって逆効果だそうですから、やはり「水」を摂らなくてはいけないのだそうです。わたしは、いつも「コーヒー」を水代わりに飲んでいましたから、その夜きっと血液はドロドロになっていて・・・。疲れたのか、いつもより早く寝てしまったわたしが目を覚ましたのは、日付が変わった午前2ごろ。おもむろにパソコンの前に座って、ブログでも書こうとこれらの写真をアップロードしたりしていたのですが・・・。
マウスを動かしている右手が何だか少し重たいような感じがするのです。❨おや?何だか変だぞ❩と思っているうちに、今度は右足が重たいことに気がつきました。そうこうするうちに右側の手足はますます重くなってゆきます。とりあえず横になってみました。
「これは脳梗塞だな!!」
時計を見れば3時30分。いきなり大声を出せばびっくりするだろうからと、左手で携帯電話から家電(イエデン)を呼びました。
「かあさん、おれちょっと具合が悪いから来てみてくれない」
ワイフ君はすぐに異変を察したらしく部屋に来てくれました。
「どうしたの!?」
「右半身が利かないから脳梗塞だと思うんだ。救急車を呼んでくれないかな」
ワイフ君は娘も起こして救急車を手配してくれました。この時点では話は支障なく出来ましたし、右の手足もとても重かったけれど少しは動かせました。程なく遠くから救急車のピーポーが聞こえて来たのでした・・・(「脳梗塞とリハビリの日々①」より抜粋)