(2015.11.11 紅葉を背にした二十三夜塔:白河市表郷)
“ぐっすり睡眠をとった後は、元気はつらつ『後編』とまいりましょう”
伊王野までの前半は91キロ。美味しいお蕎麦をいただいて後半戦に突入です。
帰りのコースは白河の関へ抜けるコース。『道の駅東山道伊王野』から3キロほど進んだところの“三森家住宅”の長屋門です。
長屋門の右手に真っ赤な実を沢山付けた木があったので写真を撮ってみました。これはカナメモチのようでした。
県境まではひたすら上り、毎度のことながらヨロヨロとナメクジ走りしています。いよいよ県境が迫ってこの景色が見えるとホッとするんです。
鮮やかなグラデーション。自然の妙には本当におそれいってしまいます。
道の駅からひたすら上りの11キロ。ようやく福島県側がみえてきました。
午後1時15分、白河の関に到着。
色鮮やかなモミジが見事で、しばし見物していくことにしました。
よく見ると、これはモミジではありません。こんなに綺麗な色に紅葉するこの木はいったい何なんでしょうね。
一巡して戻って来ました。モミジも綺麗ですが、きょうの一番は何と言ってもこの木でした。これは“メグスリノキ(目薬の木)”などといわれるものでしょうか。
白河の関を後にして、県道76号線と県道280号線のY字路に、二十三夜塔とお地蔵様のような石仏がありました。モミジを背景にしたその様子が、なんとも“水木しげる”風で思わず停まって写真を撮りました。
戻りの行程は、ここから70キロというところです。
白河市からは国道294号線を大信、天栄を通過して須賀川へと抜けるルートにしました。ところが天栄まで来たとき、ガーミンのナビは天栄村役場前を通過して県道55号線へぬけるルートを指示しました。迷いましたが、夕暮れの早いこの時期、距離が短縮になるとならば背に腹は代えらず、ここはおとなしくナビに従うことにしました。長沼東小学校手前の橋から、暮れゆく晩秋の“小鮒釣りし かの川”を一枚。
だんだん写真を撮っている自分の影が長くなってきました。気温もだいぶ下がってきています。
東側を見ると、宇津峰山と東山が傾いた日を浴びています。
午後4時10分、安達太良が見えてきました。ここからわが家までは15キロといったところでしょうか。
西の空がうっすらと染まり、わたしも相当疲れてきました。あったかい風呂に入ることを考えると、冷えた体に再び力が蘇るようでした。(完)
本日の走行距離170.47 走行時間7:38 平均速度22.3 最高速度52.6