(2017.7.6 みちのく自転車道:須賀川市)
7月6日、記録的な豪雨による九州の惨状がテレビから流れていました。災害には上限というものが無いところが本当に恐いと思いました。
それとは真逆に、こちらは申し訳ないほど夏のいい天気。“ワイフ君”は美容院へ行くというので、わたしは「みちのく自転車道」へ乗り出すことにしました。
道ばたの家々では夏の定番“ノウゼンカズラ”が咲き出しています。
県道73号線の本宮市と郡山市の境界、部分完成した新しい取り付け道路を通ります。
小和滝公園。
天気予報では風速1mの自転車日和。本当に気持ちのいいみちのく自転車道です。
その場所は数年前からハルシャギクの大群生で、まるでニッコウキスゲで真っ黄っ黄の尾瀬状態になっているのです。
これがハルシャギク。なんとなくコスモスに似ていなくも無い・・・。
郡山市の駅前にあるビッグアイ(133m)が見えてきました。
みちのく自転車道の定点観測ポイント、逢瀬川に架かる横塚橋からパチリ。
安積町まで来ると、東北新幹線の高架橋の下に新しい橋が架かっています。
橋脚だけはずっと以前からありましたが、これでようやく形になってきたようです。
みちのく自転車道の中間地点、御代田橋を渡ったところから再び阿武隈川沿いのみちのく自転車道へ乗り入れます。
すっかり緑が濃くなった田んぼの向こうに、須賀川市の家並みが見えてきました。
浜尾遊水地の対岸は、みちのく自転車道の中でもとりわけわたしの好きな場所。綺麗に除草されていました。
堤防道路の東側では、砂地が適しているのかネギが盛んに栽培されています。
そういえば、須賀川の“曲がりネギ”の話を“山羊さん”のブログで拝見したことがあります。定植するときにわざと寝かせて植えてやると、ネギは頑張って真っ直ぐに立ち直ろうとする。そのストレスがネギを一層美味しくするのだということです。なるほど、するところ今日のわたしも一層美味しくなっているはずです。ハハハ
須賀川市から玉川村に入りました。乙字ケ滝はすぐそこです。阿武隈川、こんなに穏やかに流れていますが、数年前にはいまの北九州のように大暴れしたことがあります。河川があるところでは、これが延々と繰り返されるのが宿命です。
季節の花“ヤブカンゾウ”。わが家では蕾を天麩羅にして食べたことがあります。
これがきょうの乙字ケ滝。
水かさが増して雄大に流れ落ちています。この乙字ケ滝で詠んだ芭蕉の句『五月雨の 滝降りうづむ 水かさ哉(さみだれの たきふりうづむ みかさかな)』を彷彿とさせるような・・・。
朱塗りの乙字橋の上で記念撮影。小休止して帰途につきます。
さあ、みちのく自転車道始点“乙字ケ滝”から終点“郡山市の小和滝橋”へ向かって32キロのスタートです。
田んぼの中のクネクネ道。楽しい楽しい!なんて気持ちのいい自転車遊び、心まで清々しくなります。
緑のトンネルはひんやりとしてとても気持ちがいいです。
郡山市街地の堤防道路は工事中の箇所があって、仮設置された歩道を自転車を押して進みます。
逢瀬川の河口では、国土交通省の特装車が何台も集合して防災訓練。
これは溢れた川の水を汲み上げるポンプ車。夕方のニュースでこの模様が流れていました。
わが家の近くまで戻って来ました。ここからわが家までは3~4キロといったところ。自転車はやっぱり健康にいいと思って走った本日の走行距離80.64 走行時間3:57 平均速度20.4 最高速度44.5。だから自転車はやめられない・・・。